量り売り・店頭精米のお米屋
新米がある程度出そろいました。
既に知っておられる方もいるかと思いますが、今年はお米の相場が少し上がっております。
当店の玄米1kgの価格で10円~20円ほどです。
たまに驚かれる方もいらっしゃいますが、お米は毎年秋新米に切り替わるたびに相場が変わります。
他の食品ではあまりないですもんね。
他の食品で価格が上がると言ったら、石油燃料価格の上昇、飼料価格の上昇などの経済的理由が伴い毎年定期的に変わる事はないですからね。
また流通のどの部分で変わっているのかですが、初めの段階、つまり農家から地元JAなどへ販売する段階です。それがそのまま問屋さん、米屋さんに反映されていきます。
さてこれも良く聞かれるのですが、価格が上がると「今年は不作だったんですか?」
です。
現在よっぽどの事が無い限りお米が不作で足りなくなることなどありません。
常に生産過剰状態です。
ただ出来、品質の良し悪しで相場が変わることはあります。
顕著な例は2010年度産米です。
この年は猛暑でお米の品質が軒並み悪く価格を引き下げざるを得ませんでした。
しかし品質だけで変わるものではありません、と言うよりその理由は順位的に下の方かもしれません。
一番の理由はおそらくですが、前年どれだけ売れたか、どれだけ余ってしまったか、でしょう。
販売する側は売れるなら出来るだけ高く売りたいものです。
だから前年完売した銘柄の生産者さんは強気に出てきますし、売れなかった銘柄は価格を下げてでも売り切ろうとします。
この市場バランスで相場は決まっていきます。
また新潟コシヒカリがどれくらいの価格で取引されるかも大きなポイントだと聞いた事があります。「新潟コシヒカリがこれくらいならこの銘柄はこんなもんかな?」みたいな。
こうして結局全体的には概ね同じ幅の増減で落ち着くものです。
ちなみに、当店が今のような玄米仕入、量り売り店頭精米で始めてからの相場は以下のような感じでした。
2010年度産→猛暑で品質低下、価格暴落(過去最低とも)
2011年3月、東日本大震災でお米の流通がメチャメチャになる。
買いだめなどにより米不足が起きる。
2011年度産→震災の影響で需要が増えたと錯覚し、供給も増え価格も強気になり上昇。
2012年度産→そんなに需要は増えてはないがなんとなく価格上昇気配は続く。
原発事故の影響もあり北海道米、九州米などの価格は更に上昇。
2013年度産→前年とほぼ変わらず。
2014年度産→ここ数年の連続値上げで数年連続してお米が大量に余る。
結果大幅値下げ。(過去最低の取引価格となる、ドラッグストアなどで今まで
では有りえないような低価格米が出る)
2015年度産→前年の大幅値下げの揺り戻しで少し上昇。
ここ数年こういった感じでしたが、とにかく米の流通に大きな影響、混乱を与えたのが東日本
大震災と原発事故でした。
当然当店も混乱しました。
始めたばかりでお米の仕入も少なく在庫がない状態でお客さんが殺到して、思い切って通常ではありえない量のお米を仕入れましたが全部売れました。
そしてその後問屋さんにも在庫がなくなり仕入れるお米が限られる状態に・・・・・
そして何と言っても混乱時ウチに来てくれたお客さん、どれくらいだろうか、30人?50人?
かなりのお客さんが来てくれたのですが、その後購入し続けてくれている方は一人だけですね!
はははははははははははっ!
話戻して、今年の出来についてですが、まだ試食があまり出来ていない段階ですが
見た目の品質は正直去年より少し落ちる感じです。
夏後半の天候不良が原因なのでしょうか、シラタ米(生育不良によってなる白いお米)が少し入っているお米が増えています。
食味は全部食べた段階でまた報告しようかと思ってます。
去年は軒並み高品質で良食味、なのに上で上げた理由により価格は下がるというお買い得状態だったんですね。
去年美味しくて当のお米を購入し続けてくれたお客さんには、去年より少し落ちるなぁ、って感じなのに価格が少し上がってるって納得いかないなぁ。
と感じてしまうかもしれませんが、スミマセン、お米の相場はこんな感じで毎年変わってしまうのです・・・・・
毎年毎年お米の品質は変わるのでその年その年でお口に合った銘柄を見つけて頂ければ幸いですし、その為に毎年沢山の銘柄を用意しておりますので、是非色々お試し頂けたらと思っております。
既に知っておられる方もいるかと思いますが、今年はお米の相場が少し上がっております。
当店の玄米1kgの価格で10円~20円ほどです。
たまに驚かれる方もいらっしゃいますが、お米は毎年秋新米に切り替わるたびに相場が変わります。
他の食品ではあまりないですもんね。
他の食品で価格が上がると言ったら、石油燃料価格の上昇、飼料価格の上昇などの経済的理由が伴い毎年定期的に変わる事はないですからね。
また流通のどの部分で変わっているのかですが、初めの段階、つまり農家から地元JAなどへ販売する段階です。それがそのまま問屋さん、米屋さんに反映されていきます。
さてこれも良く聞かれるのですが、価格が上がると「今年は不作だったんですか?」
です。
現在よっぽどの事が無い限りお米が不作で足りなくなることなどありません。
常に生産過剰状態です。
ただ出来、品質の良し悪しで相場が変わることはあります。
顕著な例は2010年度産米です。
この年は猛暑でお米の品質が軒並み悪く価格を引き下げざるを得ませんでした。
しかし品質だけで変わるものではありません、と言うよりその理由は順位的に下の方かもしれません。
一番の理由はおそらくですが、前年どれだけ売れたか、どれだけ余ってしまったか、でしょう。
販売する側は売れるなら出来るだけ高く売りたいものです。
だから前年完売した銘柄の生産者さんは強気に出てきますし、売れなかった銘柄は価格を下げてでも売り切ろうとします。
この市場バランスで相場は決まっていきます。
また新潟コシヒカリがどれくらいの価格で取引されるかも大きなポイントだと聞いた事があります。「新潟コシヒカリがこれくらいならこの銘柄はこんなもんかな?」みたいな。
こうして結局全体的には概ね同じ幅の増減で落ち着くものです。
ちなみに、当店が今のような玄米仕入、量り売り店頭精米で始めてからの相場は以下のような感じでした。
2010年度産→猛暑で品質低下、価格暴落(過去最低とも)
2011年3月、東日本大震災でお米の流通がメチャメチャになる。
買いだめなどにより米不足が起きる。
2011年度産→震災の影響で需要が増えたと錯覚し、供給も増え価格も強気になり上昇。
2012年度産→そんなに需要は増えてはないがなんとなく価格上昇気配は続く。
原発事故の影響もあり北海道米、九州米などの価格は更に上昇。
2013年度産→前年とほぼ変わらず。
2014年度産→ここ数年の連続値上げで数年連続してお米が大量に余る。
結果大幅値下げ。(過去最低の取引価格となる、ドラッグストアなどで今まで
では有りえないような低価格米が出る)
2015年度産→前年の大幅値下げの揺り戻しで少し上昇。
ここ数年こういった感じでしたが、とにかく米の流通に大きな影響、混乱を与えたのが東日本
大震災と原発事故でした。
当然当店も混乱しました。
始めたばかりでお米の仕入も少なく在庫がない状態でお客さんが殺到して、思い切って通常ではありえない量のお米を仕入れましたが全部売れました。
そしてその後問屋さんにも在庫がなくなり仕入れるお米が限られる状態に・・・・・
そして何と言っても混乱時ウチに来てくれたお客さん、どれくらいだろうか、30人?50人?
かなりのお客さんが来てくれたのですが、その後購入し続けてくれている方は一人だけですね!
はははははははははははっ!
話戻して、今年の出来についてですが、まだ試食があまり出来ていない段階ですが
見た目の品質は正直去年より少し落ちる感じです。
夏後半の天候不良が原因なのでしょうか、シラタ米(生育不良によってなる白いお米)が少し入っているお米が増えています。
食味は全部食べた段階でまた報告しようかと思ってます。
去年は軒並み高品質で良食味、なのに上で上げた理由により価格は下がるというお買い得状態だったんですね。
去年美味しくて当のお米を購入し続けてくれたお客さんには、去年より少し落ちるなぁ、って感じなのに価格が少し上がってるって納得いかないなぁ。
と感じてしまうかもしれませんが、スミマセン、お米の相場はこんな感じで毎年変わってしまうのです・・・・・
毎年毎年お米の品質は変わるのでその年その年でお口に合った銘柄を見つけて頂ければ幸いですし、その為に毎年沢山の銘柄を用意しておりますので、是非色々お試し頂けたらと思っております。
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